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2016年12月26日 (月)

わらべ地蔵

島田市のEさん宅をお訪ねした。Eさんというよりは、野の仏さんといったほうがふさわしいお方である。奥さんともども温かく迎えてくださった。

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野の仏さんの作られたわらべ地蔵が、家の庭に数多く置かれている。これは、次のように言ったほうが正確かもしれない。

野の仏さんの手によってお生まれになったわらべ地蔵が、現世にあることを喜び、衆生とともに楽しく過ごしていらっしゃる。

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さっそく、わらべ地蔵の声々が四方から聞こえてきた。にぎやかなほどである。ひとりひとりとお話をさせていただく。

わらべ地蔵は、顔の形も表情も、姿勢も動きもみんな違っている。個性や人柄がみんな違っている。やんちゃなわらべもいれば、寡黙なわらべもいる。すねたわらべもいれば、天真爛漫なわらべもいる。この世に生を得ていることを、この上もなく楽しんでいらっしゃる。

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頭部には花が活けられている。自然と相まった時に、わらべ地蔵はさらに生き生きとした表情をされる。わらべ地蔵の周りには、山野草がたくさんある。

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小松石という、真鶴で取れる非常に堅硬な安山岩から、わらべ地蔵はお生まれになる。野の仏さんは特製のハンマーで、興が乗った時には、一心不乱に精魂を傾けられて彫っていらっしゃる。

野の仏さんは、山野草やマタギなどにも造詣が深いお方である。
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ありがたいことに、六地蔵をいただく。体重は7キロくらいである。これをリュックに入れて、京都まで担いで帰る。どういうわけか重たさを感じない。
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同行二人の旅を楽しんだ。このまま帰るのが惜しいので、掛川駅で下車して遠足。掛川城の天守閣からは、富士山がかすかに遠望できた。

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掛川城御殿は江戸末期に再建されたものであり、広々とした空間が気持ちよかった。

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竹之丸を過ぎ、家光の御霊を祀る龍華院に行った。不思議なことに紅葉がまだ残っていた。

ねむの木村に行きたかったが、次回の楽しみにとっておこう。
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掛川駅まで戻り、東海道線・関西線の鈍行列車に揺られて帰った。わらべたちは、どこに連れられていくのかわからない不安を抱いているのだろうか、また初めての遠足ゆえに喜んでいるのだろうか。わらべ地蔵たちのさまざまなにぎやかな声々が始終聞こえていた。
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家に着き、ベッドの上部にしばらくの居場所を用意した。外のほうがいいだろうか。

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コメント

7キロを背負って、まさか掛川城の天守閣とは・・・。
恐れ入りました。
のんびりと列車に揺られて居眠りかと思っていました。
江雄さんらしいな~!

投稿: 野のほとけ | 2016年12月28日 (水) 22時22分

野のほとけさん、コメントありがとうございます。
不思議なことに、六地蔵は重さを消してくれていたみたいで、全く負担ではなかったです。
旅先で日本酒一升瓶を2本買って、リュックに入れて帰ります。これも全く重くありません。
六地蔵は、相変わらず賑やかです。妻よりも、一緒にいる時間は長いくらいです。
野のほとけさん、今年一年ほんとうにありがとうございました。
来年もまた、よろしくお願いします。

投稿: 江雄 | 2016年12月29日 (木) 12時09分

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