« 久しぶりに畑へ | トップページ | 当尾散策 »

2017年7月16日 (日)

「風かたか」上映会&山城博治講演会

7月16日(日)に、奈良県人権センターで「風かたか」上映会&山城博治講演会が行われた。

奈良まで電車で行くことにする。退院後初めての遠出である。見馴れた風景なのだが、新鮮に感じる。

Rimg_8500_r
奈良駅から約1.5キロあるが、リハビリを兼ねてゆっくりと歩く。

Rimg_8502_r
主催は、奈良ー沖縄連帯委員会と沖縄の高江・辺野古につながる奈良の会である。

あまり動けないが、会場準備を手伝う。

開場の頃には、椅子を追加するほど多くの人で賑わっていた。200人余りの参加者である。

「風かたか」の映画には、高江や辺野古の新たな軍事基地建設に対して、しなやかに、したたかに抗議活動をする人たちが描かれていた。政府が暴力で弾圧しても、けっして屈しない人々の姿を見ていると、思わず熱いものが頬を流れていた。

宮古島や石垣島の自衛隊基地の建設に反対する人々のことも、映画には取り上げられていた。「命どぅ宝」に基づいて活動する彼らの姿は、非常に説得力があり、ぐんぐん訴えてきた。

Rimg_8504_r

上映後に、集会宣言が読まれて参加者一同の大きな拍手で承認された。

「命と暮らしに直結する自然を未来に引き継ぎ、二度と戦火で荒らさず、平和の灯を奈良と沖縄から連帯して全国に、全世界に広げていくために、私たちは政府の押しつけてくる不義に決して屈せず、沖縄を決して再び戦場にしない。日本を戦争国家にしない。そして、そのことを諦めない。それをここに宣言する。」

沖縄平和運動センター議長である、山城博治さんの講演が始まった。

Rimg_8510_r
山城さんは米軍基地による人権侵害に対して、平和的な抗議運動を行ってこられた。辺野古や高江での抗議行動で前線に立って闘われる、熱血漢のリーダーである。ただただ沖縄から基地を無くしたいという純粋な思いで、横暴な権力に対して憤怒の限りを表現される。基地前では、理路整然たるスピーチだけではなく、歌や踊りも披露されて、座り込む人たちの心を励まし勇気づける。

Rimg_8514_r
山城さんは抗議活動のさなか、有刺鉄線を切るなどとした微罪で5ヶ月拘留された。その間弁護士以外との接見は禁じられ、家族と会うことも許されなかった。自供と抗議運動からの離脱を迫られたが、毅然として黙秘を貫いて屈しなかった。

スピーチの中で、山城さんはその時の苦しさや辛さを正直に吐露された。仲間の応援する声が牢屋に聞こえてきたときには、更に奥の部屋に移動させられたということだ。それでもなお彼は信念を曲げなかった。聞いていて、もう胸がいっぱいになった。

権力側の見せしめと分断であり、これは到底許されるものではない。

Rimg_8517_r
山城さんは、国連人権理事会で演説された。

「私も沖縄県民もこのような弾圧に屈しません。私は日本政府が人権侵害をやめ、沖縄の人々の民意を尊重することを求めます。」

演説の後に、「Human Rights Defender(人権擁護者)」と称賛されたということだ。本土のメディアはこのことを報道したのであろうか。

奈良駅までまた歩いて行く。

久しぶりの集会参加で、少し興奮気味であった心を静めながら歩いた。

Rdsc_5085_r
「沖縄の闘いから学んだものは、何か。それは、諦めない心と、団結と、おおらかさだ。」

奈良ー沖縄連帯委員会の代表である崎浜氏の声が、いつまでも響いていた。

|

« 久しぶりに畑へ | トップページ | 当尾散策 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/570251/65548771

この記事へのトラックバック一覧です: 「風かたか」上映会&山城博治講演会:

« 久しぶりに畑へ | トップページ | 当尾散策 »