経済・政治・国際

2018年3月16日 (金)

脱原発・奈良でも行動285回

仕事帰りに、奈良まで行く。小雨がぱらつく、非常に冷える夕方であった。

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脱原発奈良でも行動に、19名が参加した。脱原発・提灯も用意されている。皆さん、工夫されている。

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まず主催者が、大飯原発再稼働を批判するスピーチをされた。高浜原発から、わずか13.5kmしか離れていない。福井地裁は差し止めを認めている。それにも関わらず、なぜ関電は再稼働するのか。本当にはらわたが煮えかえるような、怒りを感じる。

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デモのスタート。JR奈良駅から関西電力奈良支店まで歩きながら、コールをする。

「再稼働 反対!」「原発 いらない!」「原発 反対!」・・・・

腹の底から、大きな声を出す。
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ゴミを拾いながら、デモをする人もいる。

関電奈良支店前では、近くの病院への配慮で、肉声でコールを行う。
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また、駅まで引き返す。何人かの心に届いたら良いのだが・・・。
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まとめの集会を行う。昨日の京都地裁判決について、私は拙いスピーチをさせて頂いた。
国と東電を断罪して、自主避難者の心に寄り添う勇気ある判決である。ただ、損害賠償に制限があり少額であったこと、全員に対してでなかったことなど、問題もあることを述べた。そして、控訴審に向けて引き続き支援していこうと呼びかけた。
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帰りの電車内では、同じ団地のAさんといろいろお話をした。弱者に立脚する視点から、教えを頂くことが多い。

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2018年3月15日 (木)

一部勝訴

原発賠償京都訴訟の判決が、京都地裁で行われた。福島第一原発事故で避難した、57世帯174人が、東電と国に約8億5千万円の損害賠償を求めた集団訴訟である。

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京都地裁には法廷に入るための整理券を求める、長い列ができていた。原告団が地裁に入所されたのを、盛大に拍手で迎える。すべてやることはやったという、清々しい顔であった。

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抽選に外れたので、地裁北側の歩道で待機する。全国各地の訴訟団も、応援に来られていた。
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10時15分頃に、弁護士が走り出て、旗出しをされた。「一部勝訴」「三度 国の責任を認める」の字が見えたときには、支援者たちから天を突くような拍手と歓声が沸き起こった。良かった、本当に良かった。
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その後、弁護士事務所で判決報告集会がもたれた。会場内には支援者たちで溢れかえり、立ち見の状態であった。多くのマスコミ関係者も来ていた。原発を追及する芸人ジャーナリスト、おしどりケン・マコも参加されていた。

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裁判が終わるまで、支援する会の事務局長の奥森氏が原告団の歩みを、スライドで紹介された。2013年9月に提訴して、2014年2月に第1回の口頭弁論があり、今日に至るまでどれほどの生活のみならず精神的な苦難があったことだろう。それを思うだけで、胸が一杯になる。
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京都訴訟の特徴は、いわゆる自首避難者が殆どであり、福島県外からの避難者や、県内でも賠償対象区域外からの避難者が多数含まれることである。
原告団の皆さんが、会場に入ってこられた。手が痛くなるほど拍手した。大人げないが、涙が滲んでしまった。
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川中宏弁護団長が、興奮冷めやらぬ調子でお話になった。「今日の地裁判決は、国と東電に明確な責任を認め、自主避難者にも賠償を命令する画期的な判決である。」「国の責任は、東電とイコールとしたのが印象的だった。」

浅見裁判長は、全原告のうち一部認容を含め149人の避難を相当と認め、110人に総額計1億1千万円の支払いを命じた。
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田辺保雄弁護団事務局長も、満足の表情でお話になった。「裁判所が避難者個々の事情に向き合い、避難者に寄り添おうとしたことに敬意を表したい。今の賠償のありかたが不足していると的確に指摘している。」
その一方、田辺弁護士は、64人の請求が棄却されたことを問題に挙げられた。「避難者は原発事故の被害者で、それぞれに非があるわけではない。」控訴の方針を示された。
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原告団の代表である、福島さんや萩原さんが今の思いを述べられた。感溢れて何度も泣き伏しておられた。
「判決を踏まえ、国は私たち避難者に向き合って、話し合いの窓口を開いてもらいたい。」自主避難を認めず帰還政策を取る国の在り方は、本当に許しがたいと思う。
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原告一人一人が、判決への思いをスピーチされた。会場の支援者たちは、思わずもらい泣きしてしまったり、激励の温かい拍手を送ったりした。
「原告全員が賠償を認められたわけではなく、納得できない部分もある。」

「私たちは好きこのんで避難したわけではない。古里を汚されてしまった。命と健康を守りたいだけ。」

「私たち子どものために、自主避難をしてくれた母に感謝したい。これからは、母を助けながら、国と東電と闘っていきたい。次は子どもたちが立ち上がるべきだと思う。」

「政治は権力や金や名誉を重視し、命を蔑ろにしている。それが許せなかった。」
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弁護士が判決骨子を解説してくださった。

「避難指示に基づかない自主的な避難者も、個人が事故当時に置かれた状況次第で相当性がある。」「国は、2002年には津波到来を予見可能だった。」「国が遅くとも06年末までに東電への規制権限を行使すれば、事故を回避できた可能性が高く、津波対策を命じなかったのは合理性を欠き違法である。」
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原告側証人の崎山比佐子さんが、スピーチされた。

「年間1ミリシーベルトの低線量被爆についても健康影響があるのに、裁判長がこれを認めなかったのは残念である。社会通念上相当である場合は、自主避難を認め得るとしたので、これから啓蒙活動に努めたい。」

原発マフィアに属さない、真の科学者だ。
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全国各地の訴訟団が、心温まるスピーチをされた。
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夕刊には、一面トップと三面に、今日の判決のことが取り上げられていた。
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自主避難者全員に損害補償を命じなかったことや、賠償金の少額であることなど、「一部勝訴」としか言えないが、一歩前進であると思う。高裁で争われることになるが、「自らの問題として」どこまでも寄り添い、共に歩んでいきたい。

7時のNHKニュースでも取り上げられるかと期待していたが、全くなかった。相撲や将棋のことはカットしてでも、京都地裁の勇気ある裁判長の判決を報じて欲しかった。

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2018年3月10日 (土)

鎮魂

伏見区の向島ニュータウンで、東日本大震災の犠牲者追悼と、真の復興を願って、イベントが行われた。フクシマからの避難者「笑顔つながろう会」と、それを支援する地域団体の主催である。

会場は、京都文教マイタウン向島である。夕刻からメモリアルキャンドルがあるので、カンパをした。

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会場内には、フクシマを知る資料が一面に展示してある。青色の箇所は、セシウム134・137の合計沈着量が放射線管理区域レベル以上の汚染地帯である。フクシマがほぼ入っている。
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NPO法人シャローム災害支援センターの吉野裕之氏が、「原発事故後の福島を考える」と題してお話しをされた。吉野氏の母子は、京都に避難中である。

「被爆現地に生きる生活者の立ち位置から状況を見つめ、課題解決への糸口を探るべく、具体的かつ実際的な方法を重要と考えている。」

吉野氏は、フクシマで科学的実践的な取り組みをされている、素晴らしい人だ。
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吉野氏は、「ふくしま放射線測定プロジェクト」で「子ども目線での放射線測定や、保養プログラムを実践」されている。
現在の放射線の状況がどうなっているのか、身近な生活範囲の歩道や公園を測定して、その結果をHPで公開しておられる。
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自然減退や除染によって放射線量は低減傾向であるが、局所的なホットスポットがある。身近なところにあるホットスポットを、上手に避けながら暮らす必要を説明された。
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「地震・津波+原発事故という複合災害」で、子どもたちがいかに苛酷な状況に置かれてるか具体的にお話になった。
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福島市では事故当時24マイクロシーベルト/時あったが、風雨の影響などにより同年3月末には2.8マイクロシーベルトまで下がった。
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除染されたところでも、除染基準の0.23マイクロシーベルトや、放射線管理区域の0.60マイクロシーベルトを越えるホットスポットが見つかっている。
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小児甲状腺癌に対する懸念を、吉野氏はお話になった。癌患者が増えていることは、たいへん危惧されることである。
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福島県立医大関係者だけがヨウ素を服用していたのは、非常に問題がある。なぜフクシマの子どもたち全体にヨウ素を配布して、服用させなかったのか。
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奥森祥陽さんが「原発賠償訴訟 原告は何を求めているのか」と題して、お話しをされた。

奥森氏は、「原発賠償訴訟・京都原告団を支援する会」の事務局長をされている。また、京都放射能市民測定所を開設しておられる。正義感あふれる素晴らしい人だ。私は会の一員で傍聴支援などをしているが、その献身的な活動に敬服している。

はじめに、2011年4月に復興支援に行かれたときの感想を述べられた。

「原発事故は、いのち・くらし・文化・つながりなど故郷のすべてを破壊する。避難地域に指定されていないため、避難もできずに放射能にさらされている市民。正しい知識を知らされず、放射能汚染に地域で『普通』に暮らしている市民。まさに『棄民』といえる状況である。原発に安全はないし、真の意味で原子力防災もあり得ない。原発をなくすことが、いのちと故郷を守ることであり、最大の防災である。」
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原告は何を求めているか、私たちに求められていることは何か。

「原発事故から7年経ち、風化が進む中、なかったことにはさせてはならないと願っている。何よりも『避難という決断をしたことは正しかった』と認めさせたい。避難者は、放射能に汚染されている地域に住んでいる人たちに避難すべきと言っているわけではない。在住者が安心してそこに暮らすことができる施策(被爆防護、検診など)を求めている。私たちに求められているのは、他人事としてではなく、自らの問題として避難者とともに歩んでいくこと。日本社会の有り様を変えていくこと。」
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翌日の京都新聞の朝刊に、「揺れる炎に 鎮魂託して-伏見で避難者ら催し-」と題して、大きく記事が載っていた。
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いわき市から母子で避難生活を続ける、実行委員長の高木久美子さんのコメントも載っている。

「世の中の『復興が進んだ』という流れに、避難者の心はまだ追いついていない。苦しみや悲しみがあったが、地域の温かい重いが、避難者の力になっている。」

15日の判決には、京都地裁に支援に行くつもりだ。

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2018年2月26日 (月)

NHKは・・・・

「NHKは、事実を曲げないで放送しているか?!」

「ニュース報道は、安倍内閣を忖度していないか?!」

NHKに対する、放送法遵守義務確認等請求事件の訴訟の口頭弁論が、奈良地裁で行われた。原告のAさんと共に、傍聴支援した。

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訴状には、こう書いてある。

「放送法第4条1項を遵守して放送があることの確認を求めるとともに、NHKが公共放送としての放送法第4条1項遵守義務を履行していないことによる損害賠償請求として、それぞれ金5万5000円の慰謝料の支払いを求める。」
放送法第4条1項というのは、「(一)公安及び善良な風俗を害しないこと。(二)政治的に公平であること。(三)報道は事実を曲げないこと。(四)意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」である。

昨今のNHKのニュースを見ていると、公平公正な姿勢や多角的な論点からはほど遠い気がする。安倍政権偏重とも言えるニュース報道が嫌で嫌で、私は殆どテレビを視聴しなくなった。
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第1次訴訟(原告46名)の第7回口頭弁論が、101号法廷で開かれた。大法廷であるが、傍聴席はほぼ埋まっていた。原告側の弁護士によって、「最高裁判例を踏まえた準備書面の陳述」が行われた。
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2017年12月最高裁は、受信設備(テレビ)を設置した者に対して、受信契約締結及び受信料の支払いを強制するという判決を下した。これに対しては、今も私は納得していない。一方的な契約などあり得ないと思う。
弁護士は陳述した。「憲法21条によって保障される情報摂取の自由や、第29条によって保障される財産権の制約となる受信料制度が、合意的な制約として許容されるのは、NHKが公共の福祉のための放送を行う公共的性格を有するからです。」

昨今のNHKのニュース報道は安倍宣伝と化して「公共的性格を」逸脱しているように、私には思える。それならば、契約を解除できるのではないか。
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法廷が終わり、隣の大和ビル会議室で、「NHK受信料訴訟の最高裁判決」と題して、弁護士の白井氏が講演された。
「NHKが放送法第4条や自らの策定した国内番組基準に著しく反した内容の判決を行い、公共の福祉のための放送をしておらず、その公共的性格を没却していると判断される場合には、受信契約を締結した視聴者(国民)に対する契約上の義務の不履行として損害賠償を負うものと考えます。」
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Aさんやその仲間と一緒に、昼食をとる。昨今の政治状況について、話題が尽きない。
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少し運動をしに、興福寺まで歩く。
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午後からは、第3次訴訟(原告22名)の第2回口頭弁論が、201号法廷で行われた。傍聴席は、ほぼ席が埋まっていた。第1次訴訟からやや遅れて進んでいるが、今日はNHKの主張「訴えの利益を欠く」への反論が行われた。そして、NHKの共謀罪法案強行採決時の放送など、放送法に違反する事例を詳しく述べられた。非常に説得するのにふさわしい内容であった。
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NHKは、国会中継をなぜ放送しないのか。娯楽番組があまりにも多い。あえて大衆を無関心にしようとしているのか、愚民化しようとしているのか。高い受信料を取るのであったら、公共放送としての務めを十分に果たして欲しい。
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簡単な報告集会を裁判所の片隅で行っていると、止めるように係員がしつこく言ってきた。我々は善良な市民であり、集会の自由がある。このような嫌がらせを、非常に腹立たしく思った。

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2018年2月23日 (金)

脱原発・奈良でも行動

仕事帰りに、奈良駅まで行く。久しぶりに「脱原発奈良でも行動」に参加する。今日は281回目である。同じ団地のAさんは、毎回参加されている。頭が下がる思いである。

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6時30分になり、代表者がスピーチされた。「核のゴミの最終処分地について話し合う住民説明会に、東電社員が動員されていた。これでは住民本位の説明会とは到底言えない。」毎回、正鵠を射たお話しをされる。

核のゴミは、処分などできはしない。それなのに、再稼働してゴミを増やそうとしていることに、煮えかえる怒りを覚える。原発と人間との共存は、絶対に不可能だ。

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デモの時に持つプラカードも用意して下さっている。手つくりのもある。
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デモスタート。できる限りの大きな声で、シュプレヒコール。「再稼働 反対!」「原発 いらない!」「原発 なくそう!」
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関西電力奈良社前では、肉声でシュプレヒコール。病院が近くにあり、患者さんへの配慮である。
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また、奈良駅まで引き返す。
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まとめの集会を行う。
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最後に、みんなで脱原発ソングを歌う。カタツムリの歌の替え歌である。

「金・金・金曜・金曜日 全国津々浦々で 原発なくせと 声上げる」

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今日の参加者は、21名。初参加の大学生がいた。
帰りの車内では、Aさんと昨今の政治や社会状況について話をする。鋭い視点で物事を捉えられて、教わることが多い。

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2018年2月11日 (日)

「戦争する国」を許さない

「2.11『戦争する国』づくりをすすめる教育を許さない!」集会が、大淀コミュニティセンターで行われた。広い会場は、ほぼ満席であった。

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案内ビラには、子どもの顔の横に、「このままじゃ、アカンやん。私たちの未来、どうなるの?」という字が置かれている。戦前となりかねない時代において、どのように考え行動すべきなのか、ということを考える集会である。。それは、「『建国記念の日』反対!」「『日の丸・君が代』処分撤回!」の副題に、端的に表されている。

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舞台の背景や、会場の壁には、色鮮やかな子どもの書いた絵が掲示されていた。宮城の小学校の先生から送られてきたそうだ。自由な発想で創造された絵の中に、子どもたちの未来を見つけていきたい。集会のテーマは重苦しいのだが、会場が華やいでいるような感じだった。

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「『日の丸・君が代』強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネット-ワーク」代表の黒田氏が、基調報告をして集会の意義を説明された。

「『明治の精神』とは何か。官邸のホームページによると、日本の近代化を支えた明治の精神とは、『機会均等』『チャレンジ精神』『和魂洋才』だという。これは、再び戦争をする国家として政治と国民の精神構造を造り替えようとする権力者の総括の視点であり、アジアと民衆の視点を欠落した視点である。」

「女性の立場をひとつ見ても、選挙権はなく政治への意思表示の機会はない。大学での入学資格はなく、学問へのチャレンジ精神の発揮の権利は奪われていた。挙げ句の果ては、良妻賢母として『産めよ殖やせよ』と産み育てた子どもは兵士として近代的兵器を手に、他民族を殺戮し、自ら戦死し、玉砕したことを名誉と考えよ、それが大和撫子だというのが、和魂洋才の行き着く先ではなかったか。」
黒田氏の論は、的を射た鋭い指摘だ。歴史教科書では、明治という時代を一定評価するかのように記載されているが、果たしてそうであるのか。今年が「明治150年」に当たるというのならば、「アジアとの関係」や「男女の権利」、「戦争と平和」や「天皇の地位」などの視点から、もう一度捉え直す必要がある。
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京都大学大学院教育学教授の駒込武氏が「『教育再生』という虚妄ー『日本』への”ひきこもり”のための教育を越えて-」と題して講演された。
「『瑞穂の国記念小学校』は、安倍首相や松井大阪府知事の目指す『教育再生』の最先端のモデルだったのではないか。『教育再生』を推進しようとする人々は、『日本、すばらしい!』というような閉鎖的な価値への『ひきこもり」を公立学校にも浸透させながら、『戦争のできる国』のための準備を進めようとしているのではないか。」

駒込氏の言われるように、安倍は「夜郎自大(自分の尺度でしか物を見ず、自分の実力も世間の広さも知らずに、仲間の中で尊大に振る舞っている小人物)」だと思う。彼らの唱える「日本再生」というのは、自分の尺度で威張ろうとしているだけで、その裏で、これを唱和しない他者を差別し、排除しようとするものである。これは、真の「日本再生」ではないと私も考える。
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休憩を挟んで、川口真由美さんがミニライブをされた。「ケサラ」「沖縄今こそ立ち上がろう」などを、辺野古に思いを馳せながら熱情的に歌われた。
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辺野古から来られたヤスさんも登壇されて、先日の名護市長選のことを語られた。稲嶺さんが今回は負けたけれども、決して諦めてはいないし更に闘いを強めていきたいと、力強く語られた。小泉が応援に来たが、その内容はゴミ問題と経済施策だけだったということだ。相手陣営は、あえて米軍基地建設のことを争点から外していたらしい。なりふり構わぬ汚いやり方を、ヤスさんは憤慨されていた。
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森友学園問題を考える会の、豊中市議の木村真さんが「『政治の私物化を許さない!』しかるべき人物に、しかるべき形で責任を取らせよう!」という特別報告をされた。

「第1は、『妻から籠池先生の教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている』と籠池氏を誉めたたえ、国有地激安売却に便宜をはからせた安倍首相と安倍昭恵です。」

「『しかるべき人物』の第2は、『ゼロに近い金額』で国有地を売却した迫田英典・財務省理財局長であり、その証拠を隠滅した佐川宜寿・財務省前理財局長(現国税庁長官)です。もちろん、それを知っていてシラを切り続ける麻生財務大臣も責任を取らせるべき『しかるべき人物』です。」

「『しかるべき人物』の第3は、森友学園の小学校設置が設置基準に適合しないにも関わらず、森友学園だけに特別な措置を講じ、『条件付きで認可適当』を大阪府の意思として決定した松井・大阪府知事です。『しかるべき形で』責任を取らせるとは、彼らの辞任であり辞職です。」
まさに、木村さんの言われるとおりである。彼らは即刻辞任・・辞職すべきである。
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2011年6月の大阪府国旗国歌条例の成立以降、卒業式・入学式での「君が代」不起立者への戒告・減給・再任用拒否などの処分を、大阪府や大阪市は行ってきた。それに対して、現在十四名が「グループZAZA」として連携しながら、人事委員会や裁判に訴えて処分撤回を求めて闘っている。

「『日の丸・君が代』にはいろいろな考えがある。日本はいろいろな考えも認める自由な国だった。よそ者は排除し、お上の考えに従わぬ者は力ずくで転向を迫る。そんな風になってしまった今、フツーに自由でフツーに平和な日本を取り戻したくて、私はここにいる。」
「『日の丸・君が代』の強制は、子どもたちに無理矢理『愛国心』を刷り込むことを目的にしている愛国主義教育です。領土問題をはじめ、国家間の対立が激しくなって来つつある時、愛国主義は、他国を蔑視する排外主義へと突き進むことを戦前の教育は教えています。『繰り返さぬぞ絶対に!」との誓いを掲げ、闘いましょう。」

彼らをどこまでも支援して、理不尽な権力に対峙して共に行動していくつもりだ。
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東京の仲間たちも、応援に駆けつけてくださった。先行する彼らと、共同に歩みを共にしている。
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『日の丸・君が代』強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネット-ワーク」の事務局長の山田さんが、集会決議を読み上げられた。

「私たちはこうした『戦争する国』づくりに抗い、平和・人権・共生の社会をつくるための教育のありようが改めて問われていると考える。本集会に集まった私たちは、当面以下のような点を課題として共同の行動を追求していきたい。」
①改憲反対。朝鮮半島での戦争反対。②「建国記念の日」反対。「明治150年」キャンペーン反対。③「日の丸・君が代」強制反対。強制に伴う一切の処分撤回。④森友・加計問題徹底追求。
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終了のころには、すっかり日が暮れていた。

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2017年12月17日 (日)

城山台事件

城山台の土地を市が購入したのは違法ではないかと、今年6月に仲間たちが住民訴訟を起こした。今日はその現地調査と、学習会があった。20人くらいの市民や弁護士たちが参加していた。

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現地に行ってみて、地目は宅地であるが、実際の土地の現況は山林(竹藪が主)であり、傾斜地であることが分かった。
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このままでは宅地にするには到底不可能な土地を、2018年に撤退するURから、市は押しつけられたのではないかと疑問が起こった。
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市が行った土地購入(98.458.000円)は、果たして行政目的があるのだろうか。原告側の主張の要点は、次の通りである。

「本件土地自体、①利用価値に乏しい、②利用のためには相当な費用を要するものであって購入する必要はない、もしくは代金相応の価値はない。地方自治法、地方財政法の規定に反する支出行為であり、違法な公金支出である。」
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それに対する、被告の市側は次のように反論する。

「本件土地は小川水系に属する土地であり、同水系の下流域では多くの水害が起こっている。水害防止のために小川水系周辺での保水力の向上または維持が必要であり、本件土地購入による山林保全が友好である。将来、木津駅東の区画整理事業が実施された場合の代替地としての活用が考えられ、無目的ではない。」

すぐ向こうに、市役所や駅西の山城病院が見える。
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両者の言い分を客観的に考えてみると、市側の主張にはだいぶ無理があるような気がした。水害防止のためというならば、なぜ城山台を開発したURに、撤退の意思表明までにその対策を執らせなかったのか。現在の貯水池は、あまりにも狭小である。
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URと市との交渉は、被告の市側は「URとはすべて電話連絡で、文書は残していない。阿吽の呼吸で仕事をしている」などと意見陳述している。

市(市民)側に有利になるようになぜ折衝できなかったのか、できないとすれば文書の形で残すべきではないかと思った。1億円近い血税を使うのであるから。
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保守系議員の多い議会(昨年12月)で可決され、代金支払いもなされている。しかし、やはりおかしいことはおかしいと、声を上げ続けていかなければならない。
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東部交流会館で、学習会が行われた。今回の住民訴訟では6人の弁護士が手弁当近い形で弁護してくださっている。そのうち5人の弁護士が参加され、わかりやすく説明くださった。「購入に当たっての行政目的の検討」、「小川水系下流域での水害防止について」などの課題を、参加者たちは熱心に話し合った。
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学習会が終わり頭を冷やすために、近くの燈籠寺のお地蔵さまにお参りする。
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帰宅途中に、鹿背山不動にお参りする。碁盤石などの巨岩がある。山に上り、「しょんべんたれ地蔵」(鎌倉時代後期)に参る。このお地蔵さまに7日間参ると、夜尿症が治るという。
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違法公金支出返還訴訟(いわゆる木津川市城山台事件)に、これからも関わっていきたいと思う。

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2017年12月10日 (日)

おかかが止めた

「内灘闘争65周年記念集会」に参加した。副題に、「おかか達の革命-米軍砲弾試射場をとめた」とある。

少し早めに行き、大阪城内を散策する。中国からの観光客が多い。桜門の升形の巨石は、約36畳敷もある。芸人のすばらしい技に、しばし見入る。石垣の石の拓本を採っていた。サンタ姿の犬も散策。大阪城ホールでは、矢沢永吉のコンサートがあるらしく、トラックが数台止まっていた。そそくさと通り過ぎ、松下IMPホールに行く。

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広い松下IMPホールが、ほぼ満席であった。壇上には、「金は一年 土地は万年」と書かれたムシロが置かれていた。

集会が始まったまず、実行委員長の大野氏が挨拶された。内灘闘争の概略を説明した後、次のようにスピーチされた。

「このこと(1952年の内灘闘争)は戦後の米軍基地反対運動の先駆けとなり、砂川闘争などの基地反対運動へと続いたが、一方で沖縄の基地の拡大に大きく影響しています。いま安倍政権がアメリカのトランプ政権と一体となってすすめている戦争政策は、核戦争を誘発し人類の滅亡になりかねません。戦争を止めるのは、私たちの使命だと思います。」
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内灘町「風と砂の館」の元館長、西尾さんの司会で、内灘闘争の青年部長をされていた杉村夫婦がお話しになった。雄二郎さんは北陸鉄道労働組合でストライキを敢行し、竹子さんは内灘村接収反対実行委員会に所属していた、おかかたちの一人である。

「内灘闘争」とは、1952年に起こった「米軍試射場反対闘争」のことである。米軍は朝鮮戦争で使う砲弾を大量発注して、その試射のために日本政府は内灘を接収して提供しようとした。同年4月にサンフランシスコ講和条約・日米安保条約が発効して、占領状態から脱したばかりのことである。

漁業や出稼ぎで生計を立てていた村民は、破格の補償金を提示する政府に対して、「金は一年、土地は万年」と書いたムシロ旗を掲げて、徹底した反対運動を展開した。

おかか(留守を預かる婦人)たちは、体を張った座り込みを果敢に行った。それを応援しようと、全国から労働組合員や学生達が集結した。アメリカの命令でできたばかりの警察予備隊(自衛隊の前身)と激突して、千名以上の負傷者が出た。

「その労働組合員の人たちの多くが、先の大戦で、我が身に戦争の悲惨を味わい尽くした人々であったことが、反戦平和の闘いである内灘闘争をより強靱なものにしていた。」

「安保体制のもとでは、真の独立を得ることはできず、米国の従属国として、やがてまた米軍に引きずられるように戦争に巻き込まれるとの深刻な危機感を共有していた。」

私の生まれた年に、このような反基地・反戦平和の闘いがあった。内灘闘争から65周年になるが、辺野古の米軍基地建設一つをとらえても、日米の本質的な関係は何一つ変わっていない。本当に情けない国だが、その責任の一端は自分にもある。
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「佐賀空港への自衛隊オスプレイ等配備反対地域住民の会」事務局の、蒲原さんがスピーチされた。佐賀空港に陸上自衛隊所属のオスプレイ17機、戦闘ヘリコプター約50機が配備されようとしている。

「地元住民や農民は、オスプレイ等配備へのいかなる買収や条件を受け入れてはなりません。積み上げられるであろう一時金や好条件などの場に乗り絶対に惑わされてはなりません。買収が始まると、地元住民や農民相互が切り崩されます。地域の自治や絆が断ち切られます。」

「子や孫、そして未来の世代に、有明の平和で豊かな恵みの大地と宝の海を残すため、オスプレイ配備に反対し、一致団結して闘いましょう。」
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奄美ブロック護憲平和フォーラムの事務局長、城村さんがスピーチされた。奄美大島に、陸上自衛隊の警備部隊とミサイル部隊が配備されようとしている。

「南西諸島における自衛隊の拡大は、かえって標的になる。世界遺産を目指す奄美の自然を破壊する。自然と平和が壊されないように、基地受け入れに断固反対する。」
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「てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会」の共同代表である、石嶺さんと楚南さんがスピーチされた。

「10月に、宮古島の千代田カントリーで、陸上自衛隊ミサイル配備基地の工事が開始した。基地建設を、環境アセスメントの対象事業にと県議会に働きかけていく。地下水が汚染されたら、島民5万人の水道水が一瞬で失われる。リスクははっきりしている。」

「戦争につながるものを作ってはいけない。誰かが一度ボタンを押せば、島は終わる。武力で国と国とが対峙することを、絶対に止める。根本的には、日本国憲法にたどり着く。」
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「全日本港湾労働組合八重山部会」の波照間会長がスピーチされた。
「国防に関することは、国の専権事項だとする考えは間違いだ。陸自配備をすれば、平時でも住民に被害が及ぶ。基地建設予定地には、貴重な保全種が確認できた。声なきか弱い動植物を守るのは、市民の責務だ。」
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第二部は、平和コンサート。平和への祈りを歌う。

まず、沖縄の古謝美佐子さんが、ウチナーグチで情感豊かに歌われた。「黒い雨」「竹田の子守唄」「大村御殿(耳切坊主)」「二見情話」などを歌われた。正確には意味は分からなかったが、その歌の思いや感情などはしみじみと伝わってきた。スピーチでは、嘉手納基地の傍に生まれたゆえの苦しみを述べて、米軍基地に反対する思いを切々と語られた。舞台を降りて、内灘闘争の杉村さん夫婦の前で涙ながらに歌われた。反戦平和の思いが、そのような行動を取らせたのだろう。こちらもジーンと来てしまった。
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カルメンマキさんは、「デラシネ」「幸福が遠すぎたら」「望みのない恋~挿入朗読詩 波の音」などを、感性鋭く歌われた。中原中也の詩を歌の中に挿入するなど、立体的な音楽を作り出されていた。ピアノ、ギター、ドラム、ベースの四人の演奏もすばらしかった。
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戴いた資料に、このマンガがあった。日本国民を「占領」という名の檻から出して、新たに「講和条約・安保条約」という檻に移している風刺漫画である。
そして今の日本もまだ、安保体制、米軍の核の傘という檻の中にいる。日米地位協定で、アメリカには治外法権が与えられている。特に沖縄では、オスプレイが墜落しても日本側には調査権がなく、まさに占領下にある。唯一の被爆国にもかかわらず、核兵器禁止条約を批准しない。日本国憲法を盾にして、この檻を壊さなくてはいけない。

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いろいろ考えさせられることが多かった。4時間余りの集会が終わり、辺りはすっかり暗くなっていた。帰宅したときは、8時を過ぎていた。

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2017年12月 4日 (月)

放送法等遵守義務確認請求訴訟

「放送法等遵守義務確認請求」の集団訴訟における、第6回口頭弁論を傍聴支援した。奈良地裁には多くの人が集まり、大法廷はほぼ満席。どれだけNHK受信料を支払いたくないか、その思いが伝わってくる。

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原告側の弁護士が、三つの論点にわたり理路整然と弁論された。要するに、受信契約を結び受信料を支払うからには、NHKは放送法を遵守すべきであるということである。現状は、公共放送としての務めを放擲して政府の宣伝機関のようになっており、放送法4条に明らかに違反している。
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意見の異なる問題には、さまざまな角度から報道しなければならないのだが、現状のNHKはあまりにも政権側に偏っている。これでは高い受信料など支払いたくない。

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6日に、最高裁でNHK受信料は合憲かどうかの判決が出るが、おそらく現在の司法は体制側に位置しているので、合憲となるであろう。

しかし、私のように安倍マシンたるNHKをいっさい見ない者が、なぜ受信料を支払わなくてはならないのか。安倍信奉者だけがNHK受信料を支払えば良いと思う。もちろん、NHKが放送法を遵守して、公正・中立なニュースを提供するならば、当然受信料を支払う。
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その後、奈良教育会館に移動する。弁護士の安藤氏が「メディアと権力について思うこと」と題して講演された。
まず、衆議院選挙投票当日の新聞一面の自民党の広告を取り上げ、これは公職選挙法違反であると指摘された。それから麻生副総理の「ナチスの手口を見習ったらどうか」などの暴言を列挙して、安倍政権の暴走ぶりを非難された。

司法も行政も、メディアも、現政権に取り込まれて忖度している現状で、いかにこの権力者の暴走を止めるのか。それは、周りに流されず、自分で考え、主体的に行動する民衆が、一人でも二人でも増えること、それにつきる。

安藤弁護士の主張は、明快でわかりやすかった。
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「呟く女性9条の会」から会報をいただいた。その中に、すばらしい記事があった。

「55歳の男性が妻と一人息子を失ってから、何かためになる仕事をしたいと思いつき、不毛の地に生命の種を植え付けていったのです。89歳で死去するまで、荒れ果てた地を甦らせた名もない農夫に、限りない敬意を抱かずにはいられない。」

「そうだ、今の日本だって、人の幸せを願って、木を植える地道な仕事をしている人が大勢いる。子や孫のために平和を願って、木を植える人がいる。一緒に頑張っていこう。」

私も、一人の「木を植える人」でありたい。

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2017年11月23日 (木)

.11/23 おしどりケン・マコ講演会

「11/23おしどりケン・マコ講演会」が、クレオ大阪東で行われた。

「フクシマと結ぶ 音の力 いのちの言葉」のシリーズで、第12回目である。副題に、「原発あかん・橋下いらん・弾圧やめて!」とあるが、弱き民衆の側に立つ集会である。

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第一部は、まずスタンダップ・コメディのナオユキ。座席が前列だったので、表情に注目していたら、これがまたおもしろい。登場人物になりきっている。ナオユキの話には、エライ人は誰も登場しない。出てくるのは、ぐでんぐでんに酔っぱらったおっさんや、やさくれ女たちである。場所は、安酒場やガード下の飲み屋である。

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主催者のパギやんが、「阿呆陀羅経」や「ワテらは陽気な非国民」を歌った。現在の政治への批判や風刺が炸裂した歌で、観衆の共感を呼び起こしていた。

パギやんは、民衆の闘いを伝えてきた、「人民新聞社」の編集長の不法逮捕を伝えた。共謀罪の先取りとも言える、報道機関への弾圧には、観衆も怒りが込み上げた。
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その後、パギやんは司会もされた。女性のスカートは、フーセン製である。フーセンは、不戦の思いからであるという。この洒落がステキだ。
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古河さんや高橋さんたちは、毎月1回フクシマに野菜などを届けておられる。除染されても帰れるような状況ではないことを、スライドで報告された。ボランティアでこのような行動をされていることに、敬意を表したい。
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大湾宗則さんが、「沖縄反基地闘争の壁をどう乗り越えるかー東アジアの中の沖縄」と題して、講演された。大湾さんは、私も所属している「No Bass!沖縄とつながる京都の会」の共同代表である。現在置かれている状況を冷静緻密に分析されて、見通しをもってその運動のありかたを提起され、果敢に実行されている。熱情的で、心優しい我らがリーダーである。今回の講演も、的を射た、鋭い指摘が随所にあった。

「沖縄闘争の壁の克服は、基地被害に対して徹底弾劾を継続しつつ、沖縄労働運動を立て直し、沖縄平和センターに結集する労働者を中心に、辺野古現地で埋め立て阻止闘争の最前線を担い得るように取り組むこと。それまでは全国の支援を含めて、とにかく一秒一分でも工事を阻止すること。」

「辺野古新基地建設は、安倍内閣の手によって日本多国籍資本のアジア進出と、その経済権益防衛の最前線基地として進められ、アジア民衆に敵対して建設が進められています。それ故、日本政府のアジア戦略に対決し、東アジア民衆との国際連帯を強化し、全基地撤去を掲げて進みましょう。」
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休憩時間、反権力の書籍を売る店の他、さまざまな店が出ている。
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第2部は、おしどりケン・マコ講演会。

原発事故以来彼らは芸人の仕事をしながら、被爆者・被災者の側に身を置いて、政府や東電などの原発マフィアに堂々と立ち向かっておられる。
政府・東電統合対策室合同記者会見には、毎回出席されて専門家たじたじの鋭い質問をされている。年月が経つにつれて、マスコミの取材が少なくなって空席が目立つことを、慨嘆されていた。スライドにあるように、責任者も次から次へと代わっている。フクシマを忘れてはいけないのだが、本当に嘆かわしいことだ。
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福島県「県民健康管理調査」検討委員会には、年月が経つにつれて満席状態になり地元の人々も多く出席されている。健康を心配する声がますます高まっているのだろう。

特定線量下業務は2.5マイクロシーベルト/時が基準であるが、福島の校庭園庭で活動できるのは、3.8マイクロシーベルト以下である。児童や生徒への被曝が非常に心配であることを、マコさんは訴えておられた。4つも芽があるタマネギの写真を見て、恐怖にとらわれた。こんな線量で児童や生徒に活動を許す、県や国に対して腹が立って仕方が無かった。将来健康を損ねた場合、誰が責任を取るのか。
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マコさんの報告では、福島の農地は(空間線量は下がっているが)、まだまだ線量が高い。4万ベクレル/m₂の基準を遙かに超えている。ここでブドウやサクランボなどを育てている。風評被害を言う前に、基準値以下に農地を元通りにすべきである。家も敷地を出れば、線量が高い。帰還政策を取る国に対して、政策を決めるおまえたちがまず住んでみろと、思わずつぶやいてしまった。
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マコさんの報告では、除染土を入れたフレコンバッグは山積みで、中には破れて放射能が漏れているものもあるという。「中間貯蔵 除去土壌などの減容・再生利用 技術開発戦略検討会」という長々とした会議があるそうだ。ここで話し合われているのは、全国の公園にその除染土を埋めて再利用するという。ほんまに馬鹿げたことを、エライ学者やお役人が決めているのだろう。健康を損なうのは、私たち庶民である。
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ドイツで聞いたことを、マコさんが言われていた。民主主義がナチスを生み出した。ナチスは選挙で選ばれた。大事なのは、民主主義に頼るのではなく、私たち一人一人の生き方や考え方である。社会の不正に対して、自分の頭で考え、おかしいことはおかしいと声を上げて、不正をただす行動を起こす。そのような真の主権者になることが、民主主義を正しいものにするのだと。
今、ドイツは脱原発を国全体で進める。反原発団体は、隣国ベルギーの原発を止める運動を起こしているという。日本の国民も、大いに見習うべきであろう。
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パギやんも、おしどりケン・マコの講演に大いに感心されていた。
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原発賠償関西訴訟の代表が挨拶された。「ふつうの暮らし 避難の権利」を求めて司法に訴えておられる。私もできる限りの力を尽くして、応援していきたい。
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パギやんのコメントがすばらしい!

「国家権力が堂々と違法行為を重ね、正義も人権もかなぐり捨てて民衆に襲いかかってくるのであれば、私たちは堂々と『毎日歯磨きをするように』共謀して闘いましょう。

笑いや勇気をいっぱいもらって、帰途についた。

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