音楽

2017年11月 3日 (金)

岡山禁酒會舘マンスリーライブNo.199「ぽこ・あ・ぽこ」

岡山禁酒會舘マンスリーライブに、久しぶりに参加した。いつも気になっていたのだが、長らく足のケガで動けなかった。小さな館から、温かい光が漏れている。旅をし終えて、家に戻ってきたような気持ちになる。

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No.199は、松本市のぽこ・あ・ぽこをゲストにお迎えして開かれた。尾崎ツトムさんが端的に紹介されている。「笠木透の精神を受け継ぎ、エネルギッシュに活動を続ける」「敬愛する笠木透さんの想いを継承し実践している」

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OZAKI UNITは、岡山禁酒會舘をイメージした、「小さな館」を歌われた。次に、小生の拙作に尾崎さんが曲をつけて下さった「あなたが今ここに住んだら」。最後に、大逆事件に連座して殺された大石誠之助をうたった「川は忘れない」。

拙作「あなたが今ここに住んだら」は、人間の尊厳を踏みにじるものたちへの憤怒を詩にした。尾崎さんはオブラートに包んで軽快な曲をつけて下さった。それゆえに、歌を聴いていると、彼らへの批判皮肉の思いがじわじわと伝わってきた。権力との闘い方に余裕のある尾崎さんに、深く感謝している。
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鳥取から来られた武部仁さん。マンスリーライブでは、もうなくてはならぬ人だ。今回は、雑花塾の創作合宿で合格した「キープレフト」、「「私の村」であった。戦争へと傾きつつある現代の状況を、おもしろおかしく風刺して歌い、観衆を巻き込んでしまう。武部さんの歌唱につい引き込まれて、一緒に歌ってしまった。
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ぽこ・あ・ぽこのリーダー鈴木幹夫さんは家具職人のプロであるが、版画の名手でもある。笠木透さんの詩と、自然の生きものを描き、純朴な絵となっている。見ていると、心洗われる気持ちになる。
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最近出されたCD「雑歌繚乱」を含めて、ぽこ・あ・ぽこはCDを三枚作られている。「雑木誌」「雑奏雑歌」で、何れも「雑」を冠している。「雑」はごちゃごちゃという意味もあるが、むしろ「見向きもされないさまざまなものに命を与える」という意味合いもありそうだ。
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ぽこ・あ・ぽこの歌を聴きながら、すっかり心は北アルプスの麓の町へと飛んでいった。山国の自然やそこに生きる人たちの暮らし、生きざまなどが、熱い血の流れるように豊かに流れ込んできた。

尾崎さんの評が、全てを物語っている。「自身に正直な思いのこもった歌の連続であり、言葉もはっきり伝わり、それを支える演奏も音楽的であった」。
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リーダーの鈴木さんは、西田敏行さんに風貌が似ている。リーダーとして歌に対しては厳しく追求されるが、人間性は包容力があり、どこまでも優しい。北アルプスの山々のようである。お話の端端にそれが感じられた。
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松本から一緒に来られた丸山さん。60歳の退職後からギターを弾き始め、十年以上たち自分の世界を作っておられる。その弾き語りはユーモアが溢れて、観衆を笑いに誘い込んでいた。
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ぽこ・あ・ぽこのメンバーたちの声声は、高低取り混ぜてハーモニーが実に素晴らしい。北アルプスから吹き流れてきた涼風のようだ。
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岡山を代表する黒瀬さんのギターが加わり、「一本のギターがあれば」を歌われた。黒瀬さんのギターはまさに華麗でエネルギッシュであった。見ているだけで楽しくなる。反戦平和への想いを、したたかにアピールしているようだった。
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尾崎ツトム作詞、鈴木幹夫作曲「今はワルツを」は、岡山の歌姫である吉井江里さんと尾崎さんが加わり歌われた。吉井さんの歌唱は芸術性が高く、ずっと聞いていたいと思った。

尾崎さんと鈴木さんとの作詞作曲の歌は数多く作られ、雑花塾のなかでも高い評価を得ている。生きざまや歌への想いなど、相性がぴったり合うのだろう。
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作詞鈴木幹夫、作曲尾崎ツトム「恵那山」は、笠木透さんの姿を描いたものだ。「見上げれば恵那山 あなたがどんと座っているような 振り返れば恵那山 いつも見守ってくれている」。尾崎さんを交えて歌われた。笠木透さんがここに出てこられそうな気がした。
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商業主義に反して、みんなで作り歌い文化で闘うという、笠木透さんのフィールドフォークの思想が、ぽこ・あ・ぽこの歌の中にしっかり根付いて美しく多彩な花を咲かせていた。朴訥で飾らない雑草の花であった。

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やはり禁酒會舘は、私にとって「こころの原点」だと再確認できて、嬉しくてしかたなかった。

OZAKI UNITやぽこ・あ・ぽこのメンバーたちを交えて、打ちあげが「下津井港」で行われた。実に楽しすぎて、医者から禁じられていた日本酒まで飲んでしまい、午前様であった。久しぶりに、こころがわくわくした日であった。

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2017年9月 7日 (木)

中川五郎ライブ

奈良市北部会館市民文化ホールで、中川五郎ライブが開かれた。主催は、奈良脱原発ネットワークである。

仕事の帰りに、近鉄電車に乗り換えて高の原駅に到着。日がだいぶ短くなった。病院のすぐ近くなので、懐かしい感じだ。

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7時開演。「平和の大切さをたしかめあおう」のタイトルが素晴らしい。主催者代表の堀田さんが、軽妙にお話しされた。次に、地元のいちもとみつるさんの歌。初めてお聴きするが、心地良く声が胸に響いていく。

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中川五郎さんが登場される。フォークを歌い始めてから、50年経つという。その節目に、「どうぞ裸になって下さい」のCDを発売された。「問題作にして最高傑作!すべてが熟した愛と感動のライブアルバム」とのコピーが躍っている。

「運命・運命・運命」から歌い始められた。運命というのは命を運ぶと書くのだから、主体的に生きていったらどうかというメッセージが伝わった。

五郎さんの歌には、それぞれ明確なメッセージがある。それが聞く者に、押し寄せる波のように次から次へと届いてくる。厳しい高波もあれば、優しいさざ波もある。

「言葉」は奈良少年刑務所の受刑者の言葉に、五郎さんが曲を付けられた。五郎さんは、常に弱い立場の差別される側に身を置かれている。それゆえに真実の声が赤裸々に聞こえてくる。

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本来の「受験生ブルース」を歌われた。Tさんの歌より遙かに優れているのは、言うまでもない。「熊の言い分」には、放射能をばらまき自然をズタズタに壊したものたちへの怒りが、ひしひしと伝わってくる。

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「トーキング烏山神社の椎の木ブルース」の歌が、痛切に心に届いた。1923年の関東大震災の時に、朝鮮人たちがデマによって虐待されたが、現代においてもその構造は変わっていないことを、歌を通して強烈に訴えている。椎の木が植えられたのは、被害者を弔うためではなく、加害者をねぎらうためであったというその事実は、この国のあり方をよく物語っている。そして、今もなおヘイトスピーチが。

「かわろうとしないこの国のひとたちの・・・・・・椎の木をぶったぎってやりたい」
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ピートシーガーの「腰まで泥まみれ」、ボブディランの「風に吹かれ続けている」を、五郎さんは自分の骨肉とされているようだ。そして、そこに新しい血を注入しておられる。温故知新の言葉通りに、在来の音楽文化に、新しい意味を見つけておられる。
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いよいよ五郎さんの空中浮遊が行われた。その瞬間を狙っていたが、期待に応えて戴いたようだ。あまりにも高いジャンプ!いちもとさんもつられて、ジャンプ!
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時間を大幅に超えて熱演され、9時を過ぎていた。

帰りの道中、「運命・運命・・・・・」のフレーズを、つい口ずさんでしまう。周りの人は怪訝そうにこちらを見ていた。

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2017年9月 2日 (土)

我夢土下座in都雅都雅

笠木透さんと仲間たちが1970年に中津川で作られた、我夢土下座が都雅都雅に出演される。

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祇園四条駅を降りて、鴨川べりで友人のTさんと待ち合わせ。錦天満宮へ参る。Tさんは故郷の島根県川本町での「我夢土下座フィールドフォークコンサート」を夢見て、準備に動いている。

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都雅都雅に6時前に着くと、早くも行列ができていた。予約NO.7だったので最前列の席が取れた。

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追っかけの友人や知人がたくさん来ていて、まさに同窓会のような雰囲気がする。久しぶりに会った友人たちと、夢中で話しをする。
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我夢土下座は47年目の活動になる。昨年に集大成ともいえる、CDを発売された。

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彼らの創り出すフィールドフォークは、その住む土地や自然、風土や生活に根ざして生まれ出て、民衆のあいだに自然に歌い継がれている。テレビに出ないのでメジャーではないのだが、その音楽の芸術性はプロ同等、否それ以上のものがある。

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歌と共に生きてきて、人生の起伏や生活の哀歓を歌う。自然の厳しさや優しさを歌い、四季折々を歌う。時代の移り変わりを嘆き、今の世の不条理を歌う。

その原点にあるのは、笠木透さんの生きざまのような気がする。彼らのフォークを愛する人たちは、全国津々浦々にいる。

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笠木透作詞の歌が、数多く歌われた。その詩のテーマをみごとに吸収して、優れた曲を付けられたのが、バンマスの田口正和さんである。

都雅都雅コンサートでの、笠木透作詞の歌は、「川のほとり」「めぐりあい」「矢車草」「物干し台」「青春」「詰め草」などである。

多くの歌を、田口さん自身が歌われた。ハスキーな声で、思いの丈を込めて歌われた。声はもう出ないと謙遜されていたが、決してそんなことはない。私はこの上もない満ち足りた気持ちに包まれた。これが、いわゆる幸福感というものだろう。

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笠木透さんと共にフォークスで活動されていた進藤さんが、「青春」「物干し台」などを実に情感豊かに歌われた。このコンサートが自ら嬉しくてたまらないようで、実に至福に満ち足りたお顔をされていた。
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サポーターの松崎さんが、「桜の木の下で」「詰め草」を熱唱された。アレンジも素晴らしく、その伸びのある歌声は、聞いていて実に心地良い。その後は、ベースでサポーターしてくださった。

他に坂庭寛悟さんがクラリネットで、平井宏さんがエレクトーンでほぼ全ての歌に参加された。我夢土下座の魅力がますます輝いたのは、言うまでもないであろう。

この感動のままで時よ止まれと、何度願っていたであろうか。

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故・古井実さんの次男は我夢土下座のメンバーであり、「緑の町」(作詞笠木透、作曲古井実)を歌った。その高音の美声に、フィアンセのバイオリンも加わり、一層魅力が増していた。もう感動が渦巻いて、嬉しいのか悲しいのか分からなくなった。お父さんもきっと都雅都雅に来てくださっていたことだろう。

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鎌田さんは、「風よやさしく」を歌った。古武士風の毅然たる面持ちで、マンドリンを実に優美に弾いてくださる。ついうっとりと見とれ、聞き惚れてしまう。
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長老の細田さんは、「青春の輪廻」などを歌った。人生の重みと深さ感じさせる、渋い声で朗々と歌われる。ぐんぐんその世界に引っ張って行かれた。
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間宮さんは「うまい酒を飲もうよ」などを歌われた。歌もすばらしいが、そのお話は実に愉快である。そして、時に今の政治状況を辛辣に批判する、その鋭さが大好きである。
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あまりにも大きなサプライズがあった。村澤敏子さんがステージに上がられて、「浜辺」(作詞村澤敏子、作曲田口正和)を歌われた。

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「君に話しかけたくて・・・・・あふれくる 祈りの声 もう一度 君に めぐりあいたくて」
頬を知らないうちに流れるものがあった。感涙をとどめるすべがなかった。
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都雅都雅ライブでは、故・宮川良文さんの詩に田口さんが作曲された歌も、数多く歌われた。「星の河」「夜汽車」「あともう少しこのままで」などである。何れも名曲と言っても過言ではない。懐かしさで胸がいっぱいになった。

メンバーの杉浦さんが不参加であったのが、正直寂しかった。「アキノキリン草」「特攻花」をお聴きしたかった。

瞬く間に時は流れて、エンディング「小さな町」となった。アンコールの「私に人生と言えるものがあるなら」を全員で歌った。

終わりが来ることが恐かった。しかし、コンサートは終わった。
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光栄なことに打ちあげに誘われて、Tさんと一緒に参加した。糖尿病でお酒厳禁であるが、今夜ばかりはもう忘れることにした。

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いっぱい話の花が開いて、最終の電車まで思う存分飲み食いした。家に帰着は、午前一時前。

感動が深すぎて、喜びが強すぎて、しばらく日常にもどれないないことだろう。

我夢土下座のみなさま、本当にありがとうございました。

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Peace Live 2017

今日は、笠木透さんゆかりのコンサートが二つある、特別な日だ。

まず、京都教育文化センターで行われる「Peace Live2017」に参加する。精華9条の会のHさんに予約をお願いしていた。

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笠木透さんが晩年に共に活動されていた雑花塾が、このコンサートに出場される。

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川満七重さんとBlack WAX DUOSの演奏と歌は、宮古島の風を運んできた。

Black Waxは宮古島で活躍されている姉妹で、ピアノとサックスの織りなす音楽はとてもフレッシュだった。沖縄の伝統的な歌が、ヴィヴィッドに聴くことができた。川満さんは一段と声に張りが出てきたように思えた。

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ジュスカ・グランペールは、ギターとバイオリンのデュオである。NHK総合テレビ「おはよう関西」のテーマ曲、エンディング曲を担当しているということだ。初めてお聴きしたが、二つの楽器の融合で、時に情熱的に時に思索的に、さまざまな音楽の世界を作りだしていた。
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松元ヒロさん登場!パントマイムの出身だけに、その軽妙なしぐさや百面相の顔を見ているだけで思わず笑ってしまう。それにプラスして、現代の世相をユーモアにくるんで、辛らつに語る話術は、最高に素晴らしい。最後に、自らが憲法になりかわって語る「憲法くん」を演じた。憲法前文を聴きながら。理想に現実を近づける努力をしていくことが、大切なのだと改めて思った。
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いよいよ待ちに待った、雑花塾の登場!!笠木透さんがここにおられないのが、やはりさびしい。だみ声で、この国の行く末を案じ憲法を守ろうと力強く語る姿が、髣髴として浮かんでくる。

雑花塾は、増田さんと鈴木さんの二人だけの出演だった。アンケートにも書いたのだが、全国各地で地道に活動されているフルメンバーを招いて欲しかった。もちろん二人だけの出演でも、十分に雑花塾の歌の姿勢が伝わってきた。
「海に向かって」などの昔の歌の後にうたった、雑花塾としての歌のほうに輝きがあった。「ツクツクボウシ」「アザミの花」、「インチューファー」「ペンペン草」などは、ぐんぐん心に伝わってきた。熱い気持ちの塊になった。文化で闘い、歌ったように生きることを、まさに歌を通して実践されている。
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「ひとはひとり みんなちがう 私は私のままで生きていくのです みんなのために ひとりが殺される そんな国に咲く花よ 怒りの涙は土に落ちて 天をにらんで咲く花よ アザミの花よ咲き誇れ」

やはり笠木透さんの詩は、心に響いてくる。
出演者や参加者全員で、「朝霧」の歌を歌った。そして、このコンサートを象徴する「平和の暦」。アンコールは、「私の子どもたちへ」であった。
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ライブが終了して、ほてった気持ちを冷ましに、鴨川ベリを少し歩いた。

来年もぜひ開催して欲しい!雑花塾フルメンバーで参加を!!

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2017年3月19日 (日)

さんさ酒屋のコンサート その2

さんさ酒屋のコンサートが始まった。

酒蔵内は満席で、人が溢れかえっていた。座れなかった人たちは、外のモニターで見られていた。

ラストということで、出演者たちはそうそうたるメンバーだ。

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第一部が始まる。

オープニングは、土着民。やはり、バルちゃん星人は、このコンサートの「顔」だ。

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飛び入りコーナー。

一人一人は各地域で活躍されている、実力あるシンガーソングライターである。一曲で終わるのが惜しいくらいだ。もっともっと彼らの歌をお聴きしたいと、正直思った。

久米倖一さんの歌は、とても味がある。「お天道さまが怒ってござるぞ」の歌は、人間の奢りを風刺する。
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澤田さんは、蕎麦打ちの名人でもある。気持ちが乗っていた。
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これがおわりのホレホレバンドは、5月6日に名古屋で土着民や我夢土下座と共にコンサートをされる。
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三尾さんの娘婿さんは、義父の作った歌をうたわれた。三尾さんは、どんなに嬉しかったことだろう。
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神戸さんは、辺野古の米軍基地前でも歌っておられる。メッセージがよく伝わった。。
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鳥取の武部さんは、今年はしんみりした歌を歌われた。世相を切り取る歌など、いろんなレパートリーがある。
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島田の紅ちゃんが登場。ブログでなじみの最高キャストと歌い、メチャメチャ嬉しそうだった。
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八竜リバティーバンドは、福井さんのソプラノの声が心に響き渡る。
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タシカサマンマシンガーズは、我夢土下座の美しき奥様たちである。なかなか歌も上手い。
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山本良樹さんの歌は、とても懐かしかった。
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プロの黒田かなでさんと西沢和弥さんが、出演された。演奏はもちろん抜群であるが、表情も七変化して、見ているだけで楽しくなる。
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プロのこむろゆいさんと河野俊二さんは、息の合った演奏と歌であった。互いの魅力を引き出しておられる。
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第二部は、ゲストコーナー。

安保兄ぃが、さんさ酒屋のコンサートの歴史を語られた。いつもになく短いスピーチであり、それ故に思いが深くこもっていた。

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当主の總太郎さんが、酒蔵を閉じることを淡々と話された。いつもの笑顔であったが、心の中はさびしさでどうしようもなかったことだろう。

19年間、本当にありがとうございました。
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小室等さんと、佐久間順平さんである。それぞれの持ち歌を披露され、どの歌も感動を呼び起こした。砂に水が染み込むように、心に自然と響き渡った。これが感動というものであろう。
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我夢土下座のメンバー(元ナターシャセブン)の進藤さんが、バンジョーで友情出演された。進藤さんの笑顔が、とても清々しい。
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土着民の登場。彼らの作る音楽は、ストレートでわかりやすい。演出がうまく、聴衆たちがもっとも盛り上がる。土着のメンバーたちは、役者揃いだ。奥さんがたの踊りは、なくてはならないものだ。

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待ちに待った、我夢土下座の登場。

我夢土下座の歌には、木曽川沿いの小さな町のにおいや、人の暮らしや生きざまなどが髣髴と浮かび上がってくる。これが、フィールドフォークの魅力であろう。「文化の華」が、我夢土下座の音楽にはある。
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全員出演で、フィナーレ。

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終わってしまった!

19年間、ほんとうにお疲れさまでした。ありがとうございました!

さんさは終わりとなったが、次に何かがまた始まると信じたい。

そう信じないと、悲しすぎる。

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さんさ酒屋のコンサート その1

青春18切符を使って、坂下まで行く。そこからバスで小野沢へ。

民宿「くつかけの湯」に荷物を置き、しばらく主人たちとお話しする。とても気さくな人だ。

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山内酒造場へ行く。ここで、さんさ酒屋のコンサートが行われる。ラストということもあり、いつもより100人くらい多いということだ。我夢土下座のメンバーをすぐに見つけて、楽しくお話しする。

もう長い行列ができている。島田の紅ちゃんやBBさん、他にもいっぱい友人が並んでいて、握手を求める。まさに同窓会のような雰囲気が漂っている。

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女性たちが用意してくださった料理の数々。これほど多いメニューは他に知らない。甘党、辛党、両方のニーズをみごとに満たしてくれる。

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新酒「小野桜」と「春一番地」は、微妙に味や香りが違い、どちらも美味しい。何杯飲んだであろうか。不思議なことに、いくらでも飲める。そして、全く飲み飽きない。

1升瓶を6本、注文した。
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料理の数々。ほんの一部しか撮れなかった。

料理はメニューの多さだけではなく、味も素晴らしい。もてなしの気持ちがたっぷりと入っているからであろう。

いつも一部だけしか食べずに終わる。今回、ラストなので全メニュー完食挑戦しようとした。感傷的な気分に陥り、腹よりも先に胸がいっぱいになり、早々と断念。リベンジするときはないが、もう十分満足である。
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仲間たちと再会を喜び、話しに夢中になる。料理をいただきながら、尽きない話をする。

我夢土下座の田口さんには、写真まで撮っていただいた。誠に光栄なことである。

可児の高橋さんは、ラストを惜しんで、このような素晴らしいものは存続していくべきだと、熱弁を振るわれていた。

ラストゆえのセンチな気分に、私は終始浸っていて、あまり会話が弾まなかった。

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さんさ酒屋のコンサートの、歴代のポスターが掲示してあった。まさに「文化の結晶」である。

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蔵の壁には、さんさ酒屋のコンサートの、ゲストの写真が掲示してあった。
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我夢土下座のメンバーの、若き頃の写真も掲示してあった。皆さん若かった。髪も豊かだった。
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コンサートが始まる前には、すっかり酩酊していた。


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2017年3月 4日 (土)

はるまきちまきコンサート

西成市民館で、「はるまきちまきコンサート」が行われた。岡山禁酒會舘でお聴きしてから、すぐに彼らの大ファンとなった。

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「はるるまきちまき」さんは、関西を拠点にして、民衆の側に立って歌づくりをして、ライブ活動をされている。

弱きものたちの味方となって、歌で世界を共有する。真の優しさや包容力を、いっぱい備えておられる。近くの三角公園で行われる、釜ヶ崎越冬闘争の越冬まつりには、毎回出演されている。

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春間げんさんの、繊細でしなやかに弾かれるピアノ演奏。

おーまきちまきさんの、魂に切々と響く透き通った歌声。

二人の音が互いに支え合い共鳴して、美しい音楽が醸し出されている。

春風に包まれたように、心地良い世界に導く。心を全て打ち明けることのできるような、優しさに包み込まれる。
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「襟裳岬」「愛燦々」など、カバー曲を多く歌われた。

個人的には、「ちいさきものたちへ」などのオリジナルの歌が最高にすばらしいと思う。心の奥底に眠っている感受性が呼び起こされ、生き生きと動き出していた。
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前から欲しいと思っていた、おーまきちまきさんのCDを4枚購入した。

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「はだしのこころがおどりだしたよ」、「アスファルトをほりかえせ」、「イマココニイルヨ」などは一回聞いただけで、すっかり好きになった。心底から染みいるように揺さぶられて、感動の嵐に包み込まれてしまった。
これから何度も何度も聴いて、私の宝物になることであろう。

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2017年2月25日 (土)

川口真由美コンサート

「川口真由美コンサート」が京都市呉竹文化センターで開催された。600人収容のホールは、ほぼ満席の状態。名古屋の友人、ぽこあぽこのKさんも来られていた。

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川口さんは障がい者施設の代表をして、3人の子どもを育てるシングルマザーである。そして、「沖縄とつながる京都の会」の共同代表もされている。

月一で辺野古に行き、基地前で座り込みに参加されている。権力の横暴を許さない正義の人であり、実行力のあるエネルギッシュで熱情的な人である。

最近、CD「想い 続ける-沖縄・平和を歌う-」を音楽センターから出された。早速購入する。

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コンサートが始まる。「闘いを歌う女」「共に歌う歌姫」などの愛称が付けられるだけあり、全身全霊で魂を込めて歌われる。

パワフルな歌唱であり、荒削りであるだけにストレートに響く。そして、それを春間げんさんの華麗で魅惑的なピアノ演奏が、時には激しく時には優しく誘導するかのようである。

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沖縄から友だちが来られていた。人権の抑圧されている現状や、なぜ米軍基地に反対するのかを、生々しく語られた。ノーモア ベース!
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作業所の「あろあろ」の仲間たちが、川口さんの歌に合わせて、それぞれの個性でダンスをされた。こんなコンサートは、ほんとうにすばらしいと思った。
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キャンプシュワブ前の山城博治さんの姿を映し出し、沖縄をテーマにした歌を歌われた。理不尽で強大な権力に対して、絶対に屈しないという思いが爆発していた。
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春間げんさんの思いを秘めた巧みなピアノ演奏と、川口真由美さんの想いの溢れる歌唱がみごとに融合して、聴衆の魂をぐんぐん揺さぶった。
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いっぱい勇気をいただいた。自分も沖縄と連帯して、小さくとも精一杯動こうと思った。
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最後は会場の人たちも参加して、カチューシャ。

みんなで作り上げるコンサートは、なんと楽しく感動的なことか。
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このコンサートで、勇気と負けない闘志をいっぱいいただいた。

最も印象に残ったのは、笠木透さんの「軟弱者」の歌を歌われたときである。自分も勇気と闘志を持って、「軟弱者」になろうと誓った。

川口さん、げんさん、本当にありがとう!

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2017年2月18日 (土)

「ああ人生は素晴らしい フォークソングコンサート」

「ああ人生は素晴らしいフォークコンサート」が、岐阜県八百津町で行われた。主催は、潮南まちづくり協議会である。

名古屋からは名鉄、バスを使って八百津町まで。八百津町は、杉原千畝さんの故郷である。彼は、第二次世界大戦中に人道主義の立場から、ビザを独断で発行して多くの避難民を救った。

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八百津町ファミリーセンターの大ホールには、笠木透さんの関わりのあった我夢土下座や土着民のメンバーも来られていた。その姿をお見かけしてお話ししたことは、嬉しくて仕方なかった。

笠木透さんたちが、1969年に中津川フォークジャンボリーを開催された。フィールドフォークは50年近く、脈々と続いているのである。八百津町にも根付いていた。
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潮南まちづくり協議会の一員である、大澤和代さんたちの地元のバンド、「へぼボーイズ」が出演された。半ズボンは、ボーイらしかった。

へぼボーイズは、「草刈り」「おらっせんか」などを歌われた。地元の自然や生活、人生を歌った。山なみに包まれた潮南での人々の姿や風景が、歌の中に広がっていく。その地で民衆から生まれて歌われるフォークは、まさに笠木透さんの提唱されたフィールドフォークである。

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「雑花塾」が登場された。笠木透さんの人生最期の時まで、創作や演奏を共にされた。雑花塾の一人一人は、地元に根付いたフォークグループのリーダーでもある。今回、全国からメンバーの殆どが集結された。

第一部では、「海に向かって」「私に人生と言えるものがあるなら」「あなたが夜明けを告げる子どもたち」など、笠木透さんの初期の頃のフォークを歌われた。
若かりし頃をつい思い出してしまい、懐かしさが込み上げてきた。
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ロビーには、雑花塾メンバーの作られたものなども売られていた。彼らは、陶芸や木工のプロの方たちである。どれを見ても、人間性が豊かで、瑞瑞しい感性が内在して、実に魅力的であった。
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第二部では、「笠木透と雑花塾のCD文庫」NO.10「これがすべての終わりとしても」に収録された歌を、全部披露された。昨年、八百津町潮南で、このCDは録音された。

雑花塾メンバー一人一人が、存在感のあるフォークシンガーである。笠木さんの詩は、平和・環境・生活など、広範囲なものをテーマにしている。雑花塾のメンバーはその詩の意をくみ取り、テーマに沿った曲を創られている。そして、自ら歌われ、そのメッセージが心に響いた。
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笠木透さんの「文化で闘う」思想が、みごとに雑花塾の中に継承されていた。そして、笠木透さんへの追悼の段階から、敬愛の念を抱きながら新しいステップへと踏み出されようとしていた。雑花塾の活動を大いに期待して、今後も応援していきたい。
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二時間余りが、あっという間に終わった。

笠木透さんが、会場のどこかにおられるような気がして仕方なかった。何度も目が追っていた。

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ロビーには、地元の土産が置かれていた。
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打ちあげは、潮南にあるしおなみ荘で行われた。笠木透さんを敬慕する人たちが、次から次へとスピーチや歌を披露された。小生も、岡山の尾崎さんの後にスピーチをさせて頂いた。雑花塾の新曲作成時に、応募したすべての詩が没になったことなどを話した。

部屋に帰った後も、「四万十川」を作曲された藤田さんからいろいろ貴重なお話を聞くことができた。

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この日のことは、一生忘れない。

翌日の朝食は、地元の野菜を使った郷土色豊かなものであった。玉味噌の汁が美味しかった。三角形の陶器は潮南で作られたもので、盛りつけを含めて全てがとても素晴らしかった。

その後、潮南の中心部を少し散策した。高度は600mくらいあり、風が冷たかった。伊勢湾が見えるという。深い山脈に囲まれたこの潮南が、すっかり好きになってしまった。

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潮南のみなさま、大澤さん、雑花塾のみなさま、岡山の尾崎さん、たいへんお世話になりました。本当にありがとうございました。

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2017年2月11日 (土)

「雑花塾コンサート」の案内と嬉しい便り

「ああ 人生は素晴らしい コンサート in 八百津」まで、あと1週間となった。このコンサートは、笠木透と雑花塾CD文庫vol.10「これがすべての終わりとしても」発売記念として開催される。

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出演は、「雑花塾」と、地元の「へぼボーイズ」である。

雑花塾は、笠木透が命名した。「ぼくらは、・・・・ふつうの人間たちであり、野の雑草のような存在です。だが、その雑草にも花は咲く、という思いから雑花塾が生まれました。」
「雑花は雑歌であり、『だれにでもうたはある』、そして『だれにでもうたはできる』という、フォークソングへのこだわりから生まれた小さな塾です。」

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「雑花塾」は、「それぞれが、自らの地域で地道な活動を続ける自立したフォークシンガーであり、自ら牽引するフォークグループのリーダーである。」

そのメンバーたちが、全国各地から集結する。
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笠木透の歌作りの思想を継承して、それを深化させている雑花塾を、心より応援したい。

私は電車で行く。一升瓶を担いで・・・。

滋賀県の友人から電話があり、行けるようになったと言うことである。彼は車で行くそうである。友たちと会えるも、とても楽しみだ。
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一昨日、奈良市の中田さんから嬉しい便りが届いた。中田さんたちは、昨年末に奈良市で「みんなで歌おう ミニコンサート -雑花塾 増田康記さんを迎えて-」を開催された。

中田さんから、その時のDVDや白黒写真、感想などが送られてきた。
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増田康記さんのギター演奏で、参加者は大きな声で歌っていたのを、思い出した。今写真を見ていると、皆さんの表情は明るく生き生きしている。
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奈良には、笠木透と雑花塾は何度も来られている。1995年には奈良市で、2000年には十津川村で、2001年には橿原市でコンサートが行われた。

私の住む団地の小学校にも、彼らは来られたことがある。子どもが在学中であったので、私も参加した。心を揺さぶられながら聴いたのを、今でも鮮明に記憶している。
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中田さんは手紙の中で、次のように書かれていた。
「笠木透さんが亡くなられたのは本当に残念ですが、雑花塾の方々(地域は遠くはなればなれになっていても)が、笠木さんの想いを受け継ぎ広めようと、これからもささやかながら頑張っておられるのを知って、私たちの出来る範囲での塾の皆さんへの応援を続けられたら良いなぁと思っています。」

中田さんのすばらしい言葉に、深く同感した。

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